Webディレクターという仕事に携わって早半年。
ほんの少しのライティング経験しかなく、ディレクション経験に関しては全くのゼロの状態でしたが、そんな私でもWebディレクターに就任させていただき、たくさんの業務に携わり、事業部内で1番の業績を残すことができるくらいまでに、成長することができました(照)。
もちろん、経験の浅いライターがディレクターになれるチャンスなんてそう多くはないと思います。
それでも、あなたがライターとして更にスキルアップしたいと思っている時に、もしディレクター就任のチャンスがやってきたのであれば、ぜひチャレンジしてほしいと思っています。
何故なら、Webディレクターの業務は、自身のライティングの質を格段に上げることができるからです。
ライターとしてのレベル、または(やらしい話)原稿料を上げたいのであれば、質の高い記事を生み出す他ありません。
さらなる高みを目指すのであればディレクターという業務は本当にうってつけだと感じています。
この記事ではWebディレクターについて、
- 私がチャレンジしたきっかけ(参考程度に)
- どんな仕事をしているの?
- 何故ライティングスキルを上げることができるのか
について話していきます。
スキルアップしたいライターさんはぜひチェックしてみてください。
1.私がWebディレクターにチャレンジしたきっかけ
ライティングスキルもままならない私がディレクターになりたい!と決心したのは、分析力を身に付けたいと思ったことが大きな要因でした。
ライター業務だけをやっていると、ただ言われたことを言われたまま書くといった作業になりがちなんですよね。
もちろん、ディレクターやクライアントに求められる品質レベルの記事を書く力は、ライターとして必須の能力ではあるのですが、ただ言われるがまま書くという状況が、私はなんとも嫌だったんですよね。
「自分でも何かを考え、提案しながら書きたい」。
ライター時代からそんな思いが強くあった中、ディレクター就任のチャンスが運良く巡ってきたので、すぐさまチャレンジすることにしました。
2.Webディレクターってどういう仕事?
Webディレクターと聞いてもいまいちピンと来ない方もいるかもしれませんが、一言で言うとWebサイトの運営や管理をするお仕事です。
企業によって、業務は多少変わってくると思いますが、私の場合だと自社メディアの運営だったので、
- Webマーケティング
- 企画書作成
- サイト構築
- サイト分析
- キーワード管理
- 記事の構成管理
- 記事のコンテンツチェック
- ライターの進捗管理
- ライターへの記事フィードバック
- ライター育成
などを行なっていました。
これに加え、クライアントさんから業務を請け負っている企業であれば、
- クライアントとの打ち合わせ
- クライアントと現場スタッフの橋渡し(伝達)
などの業務が入ってくるかと思います。
この中でも、特にライターとしてのスキルアップに大きく影響したのが、サイト分析とライターの育成業務でした。
3.何故ディレクター業務でライティングスキルをあげられる?
私が行っていたディレクター業務の中でも、特に自分自身のライティングスキルの向上を感じたのは、
- サイト分析業務
- ライターの育成業務
の2つです。
これらの業務が何故自身のライティングスキルを大幅に上げることができたのかを解説します。
サイト分析業務
私がディレクターになりたいと思ったきっかけでもある分析力というスキルは、ライターとして確実に強みになるスキルです。
何故なら、分析力を身につけることによって、読者のニーズを理解する力がグンと深まるからです。
Webサイトやブログではご存知の通り、そのほとんどがオーガニック検索といわれる、いわゆるGoogleやYahoo!などの検索キーワードからの流入です。
「読者が何を求めてこのキーワードで検索してきたのか」「このキーワードで検索してくる読者はどういった順番で情報が書かれていると喜んでくれるのか」という読者ニーズを理解することで、記事を読んでもらいやすくなり、結果Googleの検索結果にも上位表示されやすくなります。
Googleの評価基準が「読者ニーズに沿った記事が最も大切」とされている昨今、読者のためを意識することが、1番のSEO対策となるのです。
分析の具体的な業務
サイトを運営するにあたって、SEO対策、つまりサイト分析は必要不可欠です。
サイトの分析には、主にGoogleアナリティクスや、Googleサーチコンソールを使用します。(ぶっちゃけこの2つを覚えられれば8割やっていける)
アナリティクスでは、サイトへの流入経路などを見ることができ、サーチコンソールでは、どういった検索キーワードで記事に来てもらえているかなど、細かな情報を見ることができます。
他にも、検索ボリューム(世界でどれくらいの検索数があるのか)を調べるツールだったり、共起語検索ツールなどを駆使してライバルサイトの調査などを行います。
共起語とは、一つのメインのキーワードで検索した時、表示される複数の上位サイトの記事内に、共通して使用されているキーワードのことです。
上位のサイトにたくさん使用されているキーワードはすなわち、読者が求めている情報である可能性が極めて高いです。
なので、共起語を意識した記事を書くことで、読者のニーズに沿った記事を書くことができるのです。
ライターの育成業務
サイトを運営するにあたって、ライターの力は必要不可欠です。
ライターが納品した記事をチェックし、修正ポイントのフィードバックを行うのが日々のディレクター業務となりますが、ただ「ここ修正してください」だけで終わってしまっては、同じことの繰り返しで、二度手間になってしまいます。
犯しがちなミスは未然に伝えて、ライターさんに成長してもらうのも、ディレクター業務の一環です。
ただし、人に教えるにも、自分がしっかりと理解していなければ伝えることはできません。
自分自身で「人にしっかりと伝えることができるまで」理解した上で伝える、いわゆるインプットとアウトプットの作業を繰り返すことで、自分の中で確実なスキルとなって身につくのです。
4.まとめ
この記事ではWebディレクターについて、
- 私がチャレンジしたきっかけ
- どういう仕事をしているのか
- 何故ライティングスキルの向上につながるのか
について話しました。
- 分析力を身につける
- ライティングの技術のインプット・アウトプットを繰り返す
以上の2点がライティングスキル向上の近道です。
これらが身につくだけでも、Webディレクターにチャレンジするメリットは充分すぎるほどにあると思います。
私がWebディレクターになって、まだたった半年間しか経っていませんが、全然喋り足りないくらい色々なことを学ぶことができました。
正直まだまだ書き足りないということで、
- Webディレクターになるために必要な能力
- Webディレクターになって私が得ることができた様々なスキル
については次回の記事で話そうかと思います。
Webディレクターになるために必要な能力といっても、私は何の能力も持たない状態から始めることができたので、ぶっちゃけ特別必要な能力は何もありません。
大切なのは能力よりもチャレンジする気持ちだと思うので、ライティング能力を上げたい!と思っている方は、チャンスがあれば是非チャレンジしてください!
とはいえ、「自分にもできるのだろうか?」と不安になる方もいらっしゃると思うので、その辺りを次回の記事で後押しできれば幸いです。
それでゎ!
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